| October 2007

イタリアでの仕事

September 25, 2007 11:00 PM

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この時期はミラノコレクションのためにイタリアにいる。もう10年以上ショーのディレクションをやっているのでチームには恵まれている。演出家をはじめ、メイク、ヘア、DJ、進行、照明...皆、日頃お世話になる一流の方々だ。しかしイタリアの作業環境は一向に改善されない。2ヶ月前からプランを送っているにも関わらず、施工業者は言うことを聞いてくれない。今回もプランを無視して仕事を進めたばかりか、土壇場で会場の色が黒から白へと変更された。(黒に戻したい場合は追加予算、というやり方だ。)音響機材屋がスピーカーを縦に吊り、反響のせいでまともに音楽が確認できなかった。照明機材屋は指定したライトと別のものを揃えてきた...しかも、他のブランドがゲリラ的に我々の直前にショーを行い、スケジュールが大きく狂った。文句を言えばきりが無い、イタリアでの仕事とはそんなものなのだ。

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ショーの映像はこちら。

ブロガーイベントを企画する際に

September 11, 2007 4:19 PM

ブロガーイベントを成功させるには記事数/招待数の比率を出来るだけ高めることだ。イベントの企画ももちろん重要だが、招待からイベント終了後のフォローまで、ブロガーのケアを行う事が大切である。

・時間帯の設定
イベント終了後、ブロガーが帰宅し、記事を書けるタイミングを狙う。イベントの終了が早すぎると別の予定を入れてしまうし、遅すぎると記事が書けない。しっかりとした記事の投稿は1時間半。休み前の夕方?夜(早め)にイベントを終了させよう。

・招待
機械的にメルマガでブロガーを招待してはいけない。ブロガーへ1to1でアプローチし、いかにそのブロガーの持つブログに期待をしているかをアピールする。自分のブログが持つ影響力に対して優越感を感じられるよう、演出することが重要である。

・ランディングページ
招待時には必ずランディングページを用意し、イベント概要などをHTMLを通じて紹介する。イベント前のタイミングでブロガーに対して必要な情報、素材を提供し、記事を書くことを意識させる。イベントの詳細なスケジュールや「撮影可」など書き込むことでより具体的にイベントと記事をブロガーに認識させる。

・演出、メッセージ
イベント内でブロガーに「一緒にプロモート(ブランディング)していく」事を伝える。書き込みの質の重要性について理解させ、長期的な関係を築きたい姿勢をアピールする。製品をプレゼントする際は単に「あげる」だけでなく、「モニター」として「お試しいただく」ことを理解してもらう。

・ネタの提供
人に伝えたくなる面白いハプニング、トリビア的な情報、ちょっとした感動をブロガーに与える。

・Wチャンス、リピートプロモーション
イベントでプレゼントの抽選券を配る。当選者発表はランディングページで。
イベント実地後に招待ブロガーへ感謝のメールを配信。素材、ブロガー用のリリースを含むランディングページへの誘導を行う。
※ランディングページ上で更なるプレゼント(少量)のブログレビュー/メルマガ登録キャンペーンを行う。

このような配慮を行う事で記事の投稿率は大幅にアップする。
ブロガーイベントを開催する際は細かいプランニングと誘導が重要。

立体的なブログプロモーション

September 11, 2007 1:29 PM

ウェブ上でプロモーションを行う際、個々のプロモーションが最大限の効果を発揮できるよう、企画全体の設計を行っているだろうか?クライアントにバリューのある提案をする為に、一つ一つのアクションが連動し、相乗効果を生むように(無駄が無いように)考えられているだろうか?複数のメディアをつなげるとき、ユーザーのアクション(人の行動)を手厚くフォローできているだろうか?

プロモーションに効果を求めると企画の中心(ハブ)をブログベースのサイトにする事が重要だ。コンテンツのエンターテインメント性、更新頻度、ユーザーの参加…ブログには様々なメリットがあるが、ブログプロモーションとの連動が大きなメリットだ。ブログプロモーションには大きく5つのカタチがある。

・PPP(Pay Per Post)
一般ブロガーに金銭的な報酬を支払い、ブログ記事を書いてもらう。
2000+の一般ブログ記事は特定のキーワード検索結果にも影響を及ぼす。
倫理的に問題視されている手法でもあるために、主観操作等は避け、ブロガーが書きやすいネタを提供することが重要だ。現状たくさんのサービスが存在する。

・ブログレビュー
プレゼント等のインセンティブをユーザーに提示し、抽選への応募資格としてブログ記事を書いてもらう。
懸賞系のブロガーにアピールできるほか、他のプロモーションを経由してサイトへ訪れたユーザーにアクションを起こさせることもできる。

・インフルエンサーブログ
ターゲット層にアピールできるタレント等のインフルエンサーをキャスティングし、PV数の多いブログに記事を書いてもらう。本人のブログだけでなく、ハブサイトにもコンテンツとして提供できると良い。直接的な広告媒体として使用するだけでなく、ファンのブロガーへの影響力も考慮し、掲載内容を構成するべきだ。

・ブログパーツ
ブログを飾るアイテムとして、ブランド力、実用性、機能性、先進性、楽しさ…多くのブロガーに貼ってもらう、継続してもらうためには色々な演出が必要だ。また二次的な「感染」を促すためにブログパーツからソースコードのコピーへの導線を強いものとする必要がある。

・ブロガーイベント
ブロガーをイベントへ招待し、記事として書いてもらう。金銭的な報酬ではなく、心理的な報酬を与えることが重要。ブロガーが自分のブログの影響力をプロモーションの為に役立てるよう誘導する。雑誌の編集長を接待し、プレスリリースを渡すのと同じ。

上記のブログプロモーションを実施し、効果的に導線を引くことによって、単に足し算ではない効果が生まれる。一つのプロモーションが別のプロモーションにどのように影響するか(できるか)を考えよう。

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ABOUT

FICC inc. 代表取締役社長 荻野英希。国内外でのデザイナー、アートディレクターとしての勤務を経て、2004年にFICCを設立。外資系ブランドのWEBコンテンツの企画、制作、運営、マーケティングから戦略的なプロモーションまで、総合的なプロデュースを手がける。

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デザイナーに向けたWEB雑誌、『WEB+DESIGN STAGE』にて、『WEB DESIGN WORKSHOP「正しいウェブデザイン」』を掲載執筆中。戦略的なウェブプロモーションのプロセスを紹介します。