≪ February 2008 | April 2008 ≫
March 19, 2008 4:42 PM
ウェブの制作側に立つとなかなかユーザーの思考プロセスを持つことができなくなりますが、実際のユーザーの思考プロセスは予想よりはるかにシビアであることを理解する必要があります。今日発売の化粧品雑誌から店頭でサンプルがもらえるキャンペーンのQRコードを撮ったところ、アクセス先には店舗情報のみの掲載がありました。たぶん、店舗を探して行けばサンプルはもらえるのでしょうが、サンプルに対する情報の掲載が全く無かったため離脱してしまいます。「全店舗で製品サンプル配布中」など一行でも書いてあれば、ユーザーが事前に持っていた情報を確認でき、進むことができたでしょう。(見開きの雑誌広告を打つのであればそれくらいは対応するべきです。)
ただ機械的にリンクをつなげるだけでなく、ユーザーに対し、一連の体験を提供することが重要なのです。ユーザーは様々な入口から、様々な事前情報を持ってウェブサイトを訪れます。ウェブサイトはその情報とニーズに対する解決方法がたどり着いたページ上に掲載されているかを「確認」します。確認ができなかった場合ユーザーがページを閉じたり、戻るボタンなどで離脱する速度は平均3秒と言われています。その3秒の間にユーザーが求める情報が確認できなければ、ユーザーは離脱するだけでなく「せっかく来たのに・・・」と裏切られた気持ちになるはずです。このようなネガティブな体験はブランディングの面でマイナスであるため、ユーザー体験を意識していない乱暴な導線は作るべきではありません。
補足として、確認が無事行えた場合、ユーザーはその製品やサービスが本当に購入に値するか、比較・協議を行います。(商品が高額であればあるほど他者との「協議」は重要です)この際にウェブサイトを離脱することが多いため、ユーザーにリマインダを提供するツールや、サイト内で比較を完結させてしまう対策等を設けます。
ユーザーの消費行動のプロセスを仮定するAISASをユーザー体験で補足するとSEARCH(サイトに到達)した後にCONFIRM(確認)、COMPARE(比較)、CONSULT(協議)と行い、ACTIONの後にSATISFY(満足)、NOTICE(通知)があって初めてSHAREにつながります。
March 7, 2008 1:16 AM
先月行ったショーの映像が公開されました。
今回は12mという短いキャットワォークに、公園の中の公共施設という狭く、特殊な会場。更にコレクションスケジュールの中で非常に忙しい一日の最後の枠。通常のランウェイショーではしらけるばかりか不愉快になる可能性すらありました。そこで生のストリングス演奏者と丸いスポットステージを用意し、モデルに「ポーズ」という表現を求めました。田村氏の演出は最悪の状況の中逆転ホームランのような成功を納め、ショーは無事終了しました。みなさま大変お疲れさまでした。
明日から撮影でまたパリにとんぼ返りです。
March 7, 2008 12:31 AM
先週ザ・ペニンシュラ東京でブロガーイベントを行いました。36人のブロガーを招待し、ショーや食事を楽しんでもらい、新製品について書いてもらうというもの。招待から記事投稿まですべてインセンティブで誘導を行い、作成された記事をまとめ、更に大量の一般ブロガーの方々に広めてもらいます。このようなプロモーションは情報や体験の価値をどう作り上げるかがポイントだと感じました。