≪ July 2008 | September 2008 ≫
August 25, 2008 12:50 PM
大勢のブロガーを抱えるプロモーション会社の力を借りて、企業が製品プロモーションを行うことはかなり一般的になってきました。しかしブログプロモーションはPPPという特性から、広告と口コミの間のグレーゾーンにあり、その手法に対する賛否が二分しています。では、企業が独自にブログ上での製品モニターを依頼するためにブロガーとのリレーションを築けば良いのではないでしょうか?ランコムローズマガジンでは1000人以上のコスメブロガーを公式会員とし、今回新作マスカラのモニター企画を行いました。サンプルを入手し、サイトを訪れたブロガーには診断コンテンツが用意され、ブログに貼れる診断結果を通じて更なる話題を提供します。今回のプロモーションで書かれた記事は全てブロガーの「自発的」な記事であり、とても内容の濃いものばかりでした。今後も企業とブロガーの直接のリレーションが重要になってくるでしょう。
August 15, 2008 1:14 PM
昨日、うれしいお言葉を頂きました。「FICCのウェブはリッチだけど伝わる」。目指している方向性を肯定していただいてとても嬉しかったです。たしかに今までのWEBは極端なものが多かったと思います。無意味にただただリッチなもの、SEOに特化したトラップのようなもの、デザインや広告コピー等のメッセージだけのもの...どれもバランスが取れておらず、ウェブサイトとしては大した機能を発揮しません。まずは機械(検索エンジン)が読めるように、そして人(ユーザー)がメッセージを確かに受け取れるように、最後にそのエクスペリエンスが心地よいようにウェブサイトは作られるべきだと思います。手段や技術だけが先行してしまわないように、対象となるサービスや製品を理解し、しっかりと消費者に伝えることができなければいけません。
August 12, 2008 5:21 PM
自身のPC環境に慣れてしまうと、つい一般的なユーザーの環境を忘れがちです。WEB業界向けのプロモーションやウェブサイトと一般ユーザー向けのウェブサイトでは大きなユーザー環境の差があります。例えば、anotherbookmark.comやficc.jpへアクセスするユーザーの環境は比較的画面解像度が大きく(1920x1200が20%!)、半数以上がFIREFOXを使用しています。しかしFICCで運営を行っている一般女性向けサイトではXGAが未だ圧倒的に多く、9割以上のユーザーがIEで(そのうち7割がIE6で)閲覧をしています。男性ターゲットのサイトは若干ハイスペックに寄りますが、依然XGA、IE6が大半です。内側から見るWEBと、一般ユーザーの目からみるWEBは大きく異なったものだという事を理解する必要があります。
August 11, 2008 11:22 AM
今更ですがサービスインから3年以上も経つGoogle アラートにはまっています。RSSリーダーと出会った時も大幅に情報の収集能力が上がりましたが、いまとなっては一日1000件以上の項目を見る事も困難になり始め、何らかのフィルタリングが必要になってきています。関心のある情報の全てを追うのは本当に難しい事です。Google アラートは特定のキーワードに対する新規検索結果やニュースなどを自動的に配信してくれます。クライアントのブランド名カテゴリ、戦略上重視しているキーワードや競合についてなど、最新の情報がメールで届きます。今にどうせメールボックスがアラートだらけになるのでしょうが、活用しない訳にはいきません。ソニーのスゴ録のようなものですが、Googleのポテンシャルとしは履歴やメール等の情報とクロスすることで本来はキーワードすら入力をしなくても良いという点。Gmailの文章合わせた広告や、ストリートビューを展開できる彼らにプライバシーはそこまで高いハードルにならないでしょう。検索結果がユーザー毎にカスタマイズされ始めている今、何も指定しなくても自分向けのニュースが自動的に配信される日も近いと思います。
August 8, 2008 5:32 PM
書きたいことがたくさんあるのですが、なかなか更新が出来ていません。今日は長期運用の話が繰り返し行われていたのでまとめます。FICCでも制作するウェブサイトの大半を運用します。ウェブサイトの運用を成功させるためには、単なるアップデート作業ではなく、フェーズに分けたゴール設定が必要です。単なるウェブサイトや単発のWEBプロモーションを「確かな」効果がある企業メディアへと「効率的に」発展させるためには以下のフェーズ展開が必要です。
・フェーズ1 ファンダメンタル
基盤作りです。最初のフェーズではニーズを持ったユーザーを集客できるようLPOとSEOに集中するべきです。検索エンジンからの評価を上げ、安定的な潜在顧客のトラフィックを獲得します。結果は派手ではないですが、その後の効果に大きく影響してきます。検索ニーズにマッチした情報コンテンツ、効果的な被リンクの獲得方法、そして企業や製品の特徴(メッセージ)を消費者に伝えるコンテンツを用意しましょう。
・フェーズ2 コミュニティ
アクティブなユーザーを囲い込むことでターゲットユーザーに対する接触回数を高めます。インセンティブの提供を行い、メディアバイイングを通じてトラフィックを獲得し、個人情報の登録を促します。一定のユーザー数を持っている他ウェブサイトのデータベースからのオプトインを目的にプロモーションを構成します。アンケートやキャンペーンを通じてアクティブユーザーをスクリーニングし、発信力のあるユーザーに対し積極的なCRMを行います。
・フェーズ3 メディア、ブランディング
集客用の出費が大きな割合を占めているフェーズ1、2とは違い、フェーズ3では形成したコミュニティをインタラクションによってより強力に囲い込み、キーメッセージを伝えるリッチコンテンツでブランディングを行います。他のメディアに掲載されるようなPRネタをウェブから提供することも重要です。ユーザーが楽しく参加でき、インパクトのあるイメージを得られるコンテンツを作ります。
長期でフェーズを分けたウェブ戦略を行わせてくれるクライアントは実際少ないでしょう。しかし、予算があればフェーズ1と2を同時に行う事もでき、コンテンツのソーシャル化などのリスクをクライアント側が背負えれば、全てを短期間で確立することも可能です。重要なのは長期的なビジョンとゴールの設定を行った上でのROIに対するサービス提供者の説明とクライアント側の理解だと思います。