September 2008 | November 2008

Webコンサルティング

October 15, 2008 3:02 PM

以前の「WEBデザインに求められるもの」でも書いたように、競争が激化するインターネット販促・広告の世界でクライアントにROIを提供するためにはたくさんのノウハウが必要とされています。Webのプロモーションやサイト制作の仕事を受託するためにはクライアントのビジネスやアセットを正しく理解し、Web上にあるチャンスを見出す必要があります。従来の販促や広告とは違うWebの利点は2つあります。CRMや口コミマーケティングにより、販促、広告効果を何倍にも反復できること。そして、ユーザーニーズにマッチしたコンテンツにより半永久的に集客が行えること。どちらも「ただ媒体の枠を買う」事や「ただDMを送る」という従来の販促、広告方法とは費用対効果が大きく異なります。しかし、費用対効果の高いWebプロジェクトは専門家なしに確立できるものではありません。企業内のWebリテラシーをいかに高め、構築的なWebコンサルティングを受けられるかで販促・広告の効果は大きく変わるのです。

Gmail:広告にコンテンツを混ぜてクリック率を上げる 

October 12, 2008 4:18 PM

最近Gmailの広告枠にニュースやクリップなどの広告ではないものが表示されています。
gmail.jpg
今まで自分のメールに連動する広告内容に興味はありましたが、実際クリックすることはありませんでした。しかしこのようなちょっとしたテキスト連動コンテンツはつい気になってクリックしてしまいます。広告と連動コンテンツの割合を調整し、ユーザーを特定の枠へのクリックへと癖付けることはテキスト広告枠を持っているすべてのサイトに有効な手段だと思いました。

webデザイナー求人 | クリエイター募集

October 10, 2008 1:31 PM

一昨日、帰国しました。事務所の拡張も進み、今までに増して色々な仕事やプロジェクトが進行しているFICCでは今年入社したばかりのスタッフが自身でプロジェクトを進めるまでに成長していました。一人一人の成長を見ているとつい数か月前の彼らが嘘のようです。FICCの特徴のひとつとしてスタッフが猛スピードで成長をするという点があります。もちろんポテンシャルの高い人材がいることは間違いありませんが、自身で考え、プロジェクトを進めるというワークスタイルの存在も大変重要でしょう。一人一人が仕事の目的を理解し、メソッドに沿って必要なディレクションを自発的に行う。WEBデザイナー、クリエイターとしてのアウトプットのレベルだけでなく、彼らのモティベーションの高さも私の自慢の一つです。

そんなFICCでは新しい世代のWEBデザイナー、クリエイターを募集します。単なる「仕事」としてではなく様々なスキルを学べ、習得できる場であり、たくさんの優秀な仲間もいます。挑戦してみたいと思う方は一度採用情報をご覧ください。

Webデザイナー・Webクリエイター募集、新卒・転職者求人情報

パリにて

October 6, 2008 1:34 AM

P1050003.JPG

またWEBとは全く関係の無い仕事でパリを訪れています。パリコレ最終日の今日は雨が混じり、寒く、日曜日でどのお店も開いていません。昨夜がNUIT DE BLANCHEだったという事もあり、街中が静かで、少し疲れた様子。今回のコーディネートをお願いしている友人も昨夜はFENDIとDita von Teeseのイベントを主催し、今朝の8時まで仕事だったとか。しかし流石デザインを代表する都市。休日の静まり返った街並みを見ているだけでもなかなか面白いものに出会えます。上の写真はMaria Luisaのショップウィンドウ。右側のスクリーンに自分の顔を写すと左にモザイクになって写されるというインタラクティブアートです。作者はアーティストのRoman MershとプログラマーのStephan Jayna。今後が気になる二人です。

さて、明日は待ちに待った新進気鋭のフォトグラファー、BEN HASSETTさんとの広告撮影。楽しみです。

マチュアマーケットとラグジュアリー業界の衰退

October 5, 2008 5:30 PM

しばらく書きたかった内容がこのマーケットの成熟とその影響について。今回の出張ではあまりにこの話題が多かったので書きとめておこうと思います。そして、実はWEB業界にも大きく影響している話だとも思ってます。ファッション(ラグジュアリー)業界を見ていると露骨に感じてしまうのが消費者の成熟による業界の衰退です。ラグジュアリーを売りとする業界は全て消費者のエゴや優越感、非所有による劣等感等を食い物にしています。情報や選択肢が増えることによってより不要と思われる消費が控えられ、その消費が社会的にある一定量を下回ると十分に消費者のエゴを刺激できなくなるのではないかと思います。また、不況や漠然とした経済的不安がその替え控えに更なる拍車をかけ、業界全体を猛スピードで衰退させているのです。その衰退は販売だけに留まらず、人材の確保にも大きく影響しています。どの時代でも若者は将来性を感じる業種を目指すはず。衰退する業界には飛び込まなくなります。母数が減ることでもちろん有能な人材もいなくなります。そんな有能な人材がいなくても世代交代は行われてしまい、結果、業界全体の空洞化が進んでしまいます。

この現象にWEBは大きく関係しています。5年間のWEB(コンテンツやサービス)の発達によって、大幅に消費者有利な時代になりました。どんな専門分野でも、消費に必要な情報は広告目的のコンテンツプロバイダにより提供され、検索一つで誰もが何時でも手に入れる事が可能になりました。この「不要な消費を抑える情報の氾濫」によりマーケットが成熟し、ラグジュアリー業界が衰退しているのではないでしょうか。さらにラグジュアリー業界には仕事のスタイルからこの「情報」に触れられず、その存在や重要性の認識をしていない事から現在の状況を「一時的な不況」と捉えている方がたくさんいます。しかしこの「情報」がなくなる事は無いため、消費者が成熟していない中東、ロシア、中国などに移ったマーケットが戻ってくる事はありません。

マチュアマーケットで企業が生き残るためには情報とその流れを操作できるようにならなければいけません。消費者は製品やサービスを「エゴ」で買うことは無く、本当のメリットを理解した上でしか購入をしないのです。これはB2Cだけの話でもありません。消費者のリテラシーを向上させ、ROIをしっかりと認識してもらう事、そしてその情報を購買ターゲットにいかに効率的に伝えるかがどの分野でも勝敗を分けるポイントとなるでしょう。

ABOUT

FICC inc. 代表取締役社長 荻野英希。国内外でのデザイナー、アートディレクターとしての勤務を経て、2004年にFICCを設立。外資系ブランドのWEBコンテンツの企画、制作、運営、マーケティングから戦略的なプロモーションまで、総合的なプロデュースを手がける。

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