≪ WEBから実店舗への売り上げの影響を測定する | 5th Anniversary ≫
February 2, 2009 9:37 AM
300億のボタンという記事(English version here)を読んでから真剣にユーザビリティを見直そうと思いました。WEBでは単に「使いやすい」という事ではなく、その成果を左右するもの。いくら良い集客企画を立てても、WEBサイトのユーザビリティが低くては理想のコンバージョンを獲得する事はできません。300億のボタンの例もキャンペーン告知用のHTMLメール等ではCTRを間違いなく向上させると思いました。
・ユーザーの慣れ
ユーザビリティを考える上で「ユーザーの慣れ」を理解することが重要でしょう。対象となるユーザー層のリテラシーにもよると思いますが、多かれ少なかれWEBサイトの機能や形式に対してユーザーの慣れは存在します。何らかの共通したフォーマットや、最低限の機能性に対する期待。慣れに応えない事はユーザーの離脱を招きます。コンバージョンまでの導線上でユーザーに余計な手数を踏ませていないか?迷わせていないか?設計とデザインを行う際にはユーザーの障壁となる全ての要素を取り除く事を心がけましょう。
・ユーザーの誘導
ユーザビリティの向上は単にハードルを無くし、離脱率を減らす最適化だけではありません。ユーザーの心理を理解し、強い導線を作るという作業でもあります。300億のボタンが良い例ですが、「次へ」と表記する事でクリックスルーを当り前の動作としてユーザーに伝えることができています。ユーザーを効果的に誘導するためには情報をどの順番で与えるべきかを知り、警戒心を持たせない事が重要です。
・面倒な事への警戒心
WEBサイトを利用する人は様々な警戒心を持っています。もちろん実害のあるフィッシングやワンクリック詐欺等が必要以上にこの警戒心を助長していることもあります。しかし、一番警戒されているのは面倒な情報の打ち込み作業です。何らかのインセンティブを提供されて、個人情報を入力するのは当り前の事であり、どんなユーザーでも慣れています。そして、誰もがその作業と情報提供を「面倒」と感じるのです。オプトインには必須のこの作業をいかに面倒と感じさせないか、これは転換率を左右する非常に大きな問題です。
例えば、私が人通りの多い場所でプラカードを持ち、500円の金券を配ったとします。集まった人たちには金券と引き換えにシートを渡し、個人情報を記入してもらいます。場所にもよるとは思いますが、かなりの集客・転換率を発揮すると思います。これを最初から「お名前・連絡先と引き換えに...」と言って配ったらどうでしょうか?インセンティブを認識する前に「面倒だ」と思う人たちにより集客力はかなり低下するはずです。WEB上では毎日のように何処でも当たり前のように行われているオプトイン施策ですが、その多くが「面倒くさい」と思わせているかもしれません。
・WEBデザイナーはユーザビリティを
ハッキリ言ってWEBデザイナーはユーザビリティオタクであるべきだと思います。デザインのスキルによってどれだけの集客を成果に転換できるか?これはデザイナーの腕にかかっている部分が非常に大きいです。もちろんWEBの設計を行うディレクターも理解しておくべきですが、成功はディテールかかっていると言っても過言ではありません。まずはユーザビリティを好きになることから始めましょう。
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