CSRとマーケティングとSRI | 社会責任を果たさない企業

シフトするクリエイティブの力

July 2, 2009 12:32 PM

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私達は数年前まで主にクリエイティブな先進性を求めるラグジュアリーブランドばかりの仕事をしていました。そして、当時のコンシューマーブランドのWEBの仕事は大変固く、面白みに欠けている印象をもっていました。しかし、最近ではそれは逆転し、面白いコンシューマーブランド(特にコモディティ)の仕事が大変多くなりました。

現在、高級商材を扱うブランドの多くはクリエイティブに投資する余裕はあまりなく、目先の確かな販促ばかりを細かく行っているように見えます。クリエイティブももちろんビジネスです。仕事の質から良い人材の大半はコンシューマーマーケットへと流れ、イメージで消費者をつなぎとめていたラグジュアリーブランドは徐々に目立たなくなります。消費者の世代が交代するとともにそのようなブランドへの理解も薄れ、ニーズも減るでしょう。そして消費者は手に届くコンシューマーブランドのイメージの向上により、ラグジュアリーの必要性すら感じなくなるのかもしれません。

実際、コモディティだけでなく、ガールズカルチャーや、ファストファッションなど、最近までイメージに本格的な投資を行ってこなかったたくさんのコンシューマーブランドによって優秀なクリエーターが独占されているように感じます。そして彼らの仕事に憧れる消費者や若いクリエーターはコンシューマーブランド自体に憧れ、投資を行うようになるのです。経済状況によってクリエイティブの力はシフトし、文化が形成されます。その文化からは新しい経済の仕組みも誕生し、進化のようなプロセスが繰り広げられるのです。コンシューマーブランドがハイエンド化し、ラグジュアリーブランドが大衆化する。今起きている進化はとても面白いものだと思います。

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ABOUT

FICC inc. 代表取締役社長 荻野英希。国内外でのデザイナー、アートディレクターとしての勤務を経て、2004年にFICCを設立。外資系ブランドのWEBコンテンツの企画、制作、運営、マーケティングから戦略的なプロモーションまで、総合的なプロデュースを手がける。

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