Webサイトの販売効果を測定する | 最近思った事:マスプロダクトとCRMについて

ソーシャルメディアリサーチ

December 26, 2009 12:03 AM

売上を伸ばすためには消費者の声は欠かせません。提供する商品に対し、何が購買、又は非購買の理由となっているのか?直接的な自己申告のアンケートでは消費者の本音を知る事はなかなか出来ません。しかしソーシャルメディアにはそのような消費者の本音の記録が残っています。ブログは今や広告で埋め尽くされてしまいましたが、SNS、掲示板、ソーシャルQ&A、ソーシャルブックマーク、ECサイトや口コミサイトのレビューなどには未だ貴重なインサイトが溢れています。

現在では様々なソーシャルメディア解析ツールが出回っています。特定のキーワードに対する投稿を収集し、内容を分析するというものですが、私はこのようなツールで消費者のインサイトを分析する事に大した意味は無いと感じています。一つ一つのコメントを自身で読み、そのコメントが購買、又は非購買に影響しているか?その理由は何か?そしてトリガー(購買理由)やバリア(非購買理由)に共通するトレンドは何か?ソーシャルメディアリサーチを活かすにはそのような洞察が重要なのです。一見単純なコメントに見えても、他のコメントと照らし合わせることで商品やブランドの売上を大きく左右する重要なインサイトを読み取る鍵になるかもしれません。

まずは様々なソーシャルメディアから消費者のコメントを収集します。各サービスが提供する検索やNAVERなどを活用すると良いでしょう。ポジティブなコメントを購買に良い影響を与えたと思われるトリガー別に分類し、コメントの数でトリガーをランキングします。円グラフなどにしても良いでしょう。これにより、主な購入理由を知る事で、どのようなニーズに対するソリューションとして商品をアピールするべきかが分かります。消費者とはトリガーを通じてコミュニケーションを取るべきなのです。

同じく、ネガティブなコメントをバリア別に分類します。消費者は何故、非購買意思を表明するのか?コミュニケーション不足が原因で不要な購買バリアを作っていないか?購買の障害となる理由をコミュニケーションにより払拭できないか?主な非購買理由を知る事でどのようなコンテンツでコミュニケーションを行うべきかが見えてきます。

狙うべきニーズと、伝えるべきコンテンツさえ分かれば、良いウェブサイトは作ることが出来ます。
「モノを売る」WEBサイトにとってソーシャルメディアリサーチは欠かせないもの。仮説を立てる前に先ず行うべきなのです。

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FICC inc. 代表取締役社長 荻野英希。国内外でのデザイナー、アートディレクターとしての勤務を経て、2004年にFICCを設立。外資系ブランドのWEBコンテンツの企画、制作、運営、マーケティングから戦略的なプロモーションまで、総合的なプロデュースを手がける。

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