グランズウェル:雑感 | 6年目を迎えました

2010、売れるために

January 4, 2010 12:03 AM

売れているビジネスは何故売れているかを正しく把握しているでしょうか?把握しなければ時代の変化と共に需要が減り、ビジネスは失われてしまいます。売れることに満足してはいけません。重要なのはどのような需要の変化によって売れなくなるか、その時にはどのような需要が存在するのかを正しく理解することです。

この不況の中、売れている商品やサービスはたくさんあります。ビジネスの大小関係なく、「最高益」という言葉を私はよく耳にします。しかし、これらの商品を扱う会社がたまたま上手くいっている訳ではありません。消費に対する意識が大きく変わる時期に、市場のニーズに商品を意図的にマッチさせたのです。

まずは自身が売る商品を知る事です。その商品は誰に、どのようなメリットを提供しているのか?そのメリットを求める人はどのような人なのか?その市場規模はどれくらいあるのか?その需要は今後増加するのか?または減少するのか?ターゲットやメリットが分かりにくい商品はいくら魅力があっても売れません。しかし、確かなマーケットが存在し、メリットが明確な商品は必ず売れます。自身の商品を知らなければどのように売れば良いかなど分かるはずもありません。消費する側に立ってみてください。どの消費者もこの不況により少しは消費の落ち込みに同調しているはず。自身が抱える問題に確かなソリューションを提供するもの、又は明らかにお得なもの以外を買う事は減ったのではないでしょうか?売るためにはその商品が何かに対するソリューションであり、投資価値が十分にあるという事が明確でなければいけないのです。

当り前の話かもしれません。

2年ほど前、私はスペシャルコンテンツなどの広告を軸としたWEBの需要に限界を感じました。純粋な広告に比べて、費用対効果が低いと感じてしまったからです。それ以降、クライアントにとって、より効果的なWEBのカタチを模索し、「販売促進」(WEBプロモーション)というフィールドへ移行しました。当時の私の判断や行動には賛否ありましたが、今は正解だったと確信しています。

今、FICCはWEBから消費者の需要を読み取り、それに応えるWEBサイトのプランニングと製作を提供しています。自社のWEBサイトでは未だ明確にしていませんが、これが私たちがクライアントに提供するメリットです。マーケットは女性向けFMCGを扱う企業の販売促進活動であり、この市場も、私たちのサービスに対する需要も拡大傾向にあります。しかし、費用対効果を理由に広告主体のWEB製作の需要が減ったように、いずれ私たちのようなWEBマーケティング主体の需要も減る時がある日突然来るでしょう。今後は「需要を読み取る」というスキルよりも、「顧客と対話する」というスキルが必要とされ、企業に消費者のインサイトを提供するだけでなく、顧客との対話の場を提供するサービスが売れるようになるではないでしょうか?

2010年は自社がクライアントに提供するメリットを明確にすると共に、今後の需要に応える新たなサービスを作り上げたいと思います。

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FICC inc. 代表取締役社長 荻野英希。国内外でのデザイナー、アートディレクターとしての勤務を経て、2004年にFICCを設立。外資系ブランドのWEBコンテンツの企画、制作、運営、マーケティングから戦略的なプロモーションまで、総合的なプロデュースを手がける。

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