バマコからモプティへの旅 | 水のない村、ドロ

モプティからガオへの旅

May 13, 2010 7:43 AM

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バマコからモプティへの旅から景色は一変。ガオまでの道のりは岩山と砂漠が続きます。環境の苛酷さは北へ進むほど増し、木々が段々短く、小さくなります。ガオまでの所要時間は8時間。成田を出発してちょうど100時間後の到着です。

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途中、穴のあいた道はほとんど機能せず、車の片側を道路からはみ出した状態で走行しました。気温も50度を優に超え、そこら中で砂嵐が巻き起こります。

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道中で見た一つの文章が印象に残りました。「DIEU MERCY」。「神に感謝」(DIEU MERCI)ではなく「神よ、慈悲を」と書かれたトラック。環境の過酷さと住民の苦悩を物語ります。ここでは太陽は命を与えるより、奪うものに思えてしまいます。

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途中、水不足とメジナ虫病に悩まされるドロ村で取材に出ていた先発隊と合流をする予定が失敗。ホテルにたどり着いた時には日没が近く、市街へ出ることは安全上の理由で許されませんでした。昨年もフランス人観光客が誘拐されたガオで夜間の移動はとても危険との事で、仕方なくドロ村の視察は明日に変更し、後発隊はホテルでの待機となりました。

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ホテル周辺の集落はドーム状の藁葺き屋根の家が立ち並び、付近を散歩していると人々が不思議そうに顔をのぞかせます。危険地域とはいえ、挨拶に優しく応じる、温厚な人々ばかり。しかし、少し出歩いただけで口の中は砂だらけ。まともに目を開けることも困難でした。環境に負けず、たくましく生き抜く人々を見て、色々と改めて考えさせられます。

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夜は合流した先発隊と夕食を摂り、明日の打ち合わせ。頂いたチキンの煮込みはアフリカに来てから一番美味しく、ありがたい食事でした。先発隊からドロ村の信じ難い程過酷な状況を聞き、明日自分自身の目で見るために一泊数百円のホテルで備えます。

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FICC inc. 代表取締役社長 荻野英希。国内外でのデザイナー、アートディレクターとしての勤務を経て、2004年にFICCを設立。外資系ブランドのWEBコンテンツの企画、制作、運営、マーケティングから戦略的なプロモーションまで、総合的なプロデュースを手がける。

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