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【ロエベ/セカイカメラ】スキームを通じたPR

September 17, 2009 11:38 PM

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少し前にAR Commonsでセカイカメラの活用方法について聞かれた時に、新しいスキームである事から店舗への集客ツールとして使えないか?という話をしました。何人かの方にその提案をしたところ、 LVMH傘下の老舗ブランドであるロエベさんが実現に協力をしてくれました。本日、表参道で開催された「ロエベ アマソナ展」では公開前のセカイカメラを搭載したiPhoneを会場に用意し、ブランドや製品のインフォメーションをエアタグとしてAR空間に展示しました。130年もの歴史を持つスペイン王室御用達の老舗ブランドが最新のAR技術を使用した空間展示を行った斬新さはかなりの評価に値すると思います。

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会場にはファッション雑誌の編集長や業界関係者など、ARを初めて体験する人ばかり。しかし、皆さんセカイカメラのインパクトを理解し、展示を楽しんで頂けました。ARという技術を通じて伝統的なコレクションに触れてもらうというスキームは見事に成功し、お客様の興味を自然と商品へと向ける事が出来たと思います。また、今回はセカイカメラ初の商用活用という事で、IT系のメディアや本来はロエベに接触する事の無いユーザーの方々からも多くの反響を頂きました。まさに「旬なスキーム」が可能にしたPRです。

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明日からこのセカイカメラの展示は表参道ロエベブティックにて一般公開されます。セカイカメラの一般公開は残念ながらまだ先のようですが、このブティックで触れる事ができます。シルバーウィークを都内で過ごす予定の方は是非足を運んで、セカイカメラ、ロエベのコレクション、そしてノール社とのコラボレーションのバルセロナチェアもご覧になってみてください。

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ロエベ表参道ブティック 03-5771-4811 東京都港区北青山3丁目5-29

【メイベリンNY×TGC】 ブランドアイデンティティをサポートするPR

September 5, 2009 11:31 PM

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半年程前にある目的で「モデル」に対する検索ニーズを調べていました。予想以上に多かったのが「モデルになりたい」、「モデルになる」、「モデルになる方法」というような検索。TGCという前例の無いイベントが始まって4年になりますが、「モデル」という言葉が持つイメージは随分と変わったような気がします。雑誌のモデルさんが女優や歌手としてデビューし、ハーフの女の子がトップモデルになる。TGC以前には一般的ではありませんでした。そんな女の子の理想となった「モデル」という職業を使って、メイベリンNYでモデルコンテストを主催できないか?その時、そんな考えが浮かびました。元々メイベリンNYというブランドは創業者が自分の妹の恋を叶える為にマスカラを開発した事から始まっており、ミスユニバースジャパンもサポートしています。「コスメを通じて女の子の夢を応援する。」そんな気持ちや考え方が中で働く皆さんにも深く根付いているブランドです。

TGC側に問い合わせたところ、既にそのようなコンテストの企画が存在していました。シナジーの高い二つのブランドは急速に接近し、本日、MAYBELLINE NEWYORK PRESENTS MISS TOKYO GIRLS COLLECTIONが開催。9,000人以上の一般応募から今夜6人の女の子の「TGCのステージに立つ」という夢が叶い、一人がMISS TGC、そしてメイベリンNY親善大使として選ばれました。

このような話題性のあるPR活動がブランドアイデンティティにキレイに沿った形で実施できる事はなかなか無いと思います。今日の2万人を超すお客さんにメイベリンNYのブランドアイデンティティを少しでも感じてもらえたなら、その「女の子の夢を叶える」コスメに対する意識も変わったかもしれません。

MISS TGCの結果は後ほどMascaraMagazineに掲載します。

コンテンツデザインからコミュニケーションデザインへ

July 29, 2009 9:17 AM

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昨日、関橋英作さんのセミナー「既存のメディアは心を動かさない」に参加しました。内容はクリエイティブという仕事が単なるコンテンツのデザインからコミュニケーション自体のデザインにシフトしている(しなければいけない)という事。とても自然で楽しいトーンでしたが、日本の広告業界の今後に警鐘を鳴らす内容でした。私自身の視点から、セミナーの内容を少しまとめさせていただきます。

変わってきたカンヌ
カンヌは広告のクリエイティブコンテスト。メディアに乗せるコンテンツがどれだけ面白いか、という事を競う場です。しかし、そんなカンヌも最近変わりつつあり、メディアの新たな活用方法や話題性、実際に効果が認められた作品などが評価され始めました。評価のポイントが内容の面白さから、どのように社会に密接なつながりを生んだか、という方向へシフトし始めたのです。

広告は「個」告へ
インターネットの普及により、一般消費者はマスメディアに左右されない情報源を得ました。情報源としてのマスメディアの価値が大きく低下し、テレビ、新聞離れが進みます。個に対する娯楽が多様化し、様々なコミュニケーションツールの開発により、人と人の間のコミュニケーションが希薄化しました。家族単位ではなく個人単位の消費が経済を支え、複数台のパソコン、テレビなどから、子供を中心に「家族から個人への原子化」が進みます。

閉塞した「個」の社会
大半の日本人は同調性を重視する教育を受けています。他人の評価を常に意識し、孤立した若者は「便所飯」というような異常な現象にまで追い込まれ始めます。そんな社会の中で人々の価値観は変わります。つながりを求めたり、人の役にたちたいなど、精神的な充足を求めるようになりました。広告に携わる人間はこのような社会的な変化をいち早く感じ取り、新しく産まれる需要を満たさなければいけません。

メディア・ニュートラルから新たなメディアの創出
「個」の情緒に対し、広告は何をするべきでしょうか?もはやマスメディアの力は失われ、消費者のつながりを作る事はできません。技術的にどのようにメディアを選択し、彼らにコンタクトを試みるか、という話ではなく、メディア・ニュートラルに立ち返りましょう。改めて、その人に何をどうやって伝えれば効果的なのか、という根本的な点から考え直します。

人の周りは全てメディアになります。その人が接触するモノ、人、全てがメディアです。個にリーチできるメディアが存在しないのであれば作るまでです。新しいコミュニケーションをデザインするしかありません。

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キットメールについて
受験キャンペーンを定期的に行ってきたネスレはその手法のルーティン化と受験マーケットのレッドオーシャン化に悩まされます。ターゲット層の広がりが進まず、コンビニなどの棚の確保に対する競争も激化していました。更に少子化や潜在受験生の減少によりシェアを守ることさえも困難な状況だったようです。

キットメールの最終的な目的は消費者に「好き」という特別な感情を持ってもらう事でした。商品は機能やアウェアネスの向上だけでは売れません。何らかの理由で「好き」と思ってもらわなければ買ってはもらえないのです。そこで第三者を通じたコミュニケーションを発信する事でブランドを好きになってもらうアイディアが生まれました。第三者の「応援」という気持ちを商品やブランドに重ねることで消費者に好意を抱かせるのです。

応援メッセージを添えて、チョコレートを箱ごと受験生に送る商品を開発し、全国20,000箇所の郵便局で販売を行いました。郵便局には民営化が騒がれていてメディア性があっただけでなく、受験生の親というターゲット層が日常的に訪れる場所でもあり、受験マーケティングを行う菓子製品の販売店としては全く競争が無い市場になりました。ブルーオーシャンを切り開いたキットメールは驚異的な販売数を記録し、郵便局での継続的な販売を実現します。商品に新たな付加価値を与えることで商品カテゴリーを見事に超える事ができたのです。

その他にも受験生が無料で乗れる「きっとサクラサクタクシー」や「サクラサクトレイン」、「サクラサク商店街」、価格に上乗せした10円を夕張市に寄付するコーズリレーテッドマーケティングなど様々な施策を通じてキットカットは「応援するブランド」として85%の受験生の親に認知されました。結果、顧客との長いサイクルでの接触が実現し、長期的かつ広い販売が実現した事は言うまでもありません。

時代にマッチしたプロモーション
手書きの手紙という人と人のつながりや温かみを思い出させるという戦略は、今の社会に見事にマッチしました。応援する側も、される側も精神的な充足感に満たされ、商品に好意を抱きます。公共のチャネルと消費者化のコミュニケーションをメディア化したことで、広告として受け取られる事は無く、「心を贈る」という人間の最も根本的なニーズに応える事が出来たのです。

キットメールの功績はカンヌのグランプリ、商品・販促・広告を融合した画期的な試み、53万件のブログ記事、驚異的な売上などたくさんあるでしょう。しかし、何より大きな功績は手書きのメッセージに励まされた学生と、メッセージを送る事で満たされた送り主たちへ与えた精神的な充足です。人と人とのコミュニケーションをデザインするという事は「何を伝える事で、何を感じてもらいたいか」という事から始まるのかもしれません。

ミラノコレクション

March 9, 2009 11:22 PM

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今回のミラノコレクションには不況の影響が強く感じられました。いくつものメゾンがショー自体の必要性を感じずプレゼンテーション形式へ変更。コレクション期間が一日短縮されるという異例のスケジュールでした。中でも驚いたのはカヴァリがショーをドタキャンした事。なんでも親会社の経営状況がかなり深刻だとか。ロベルトカヴァリの日本法人が出来たばかりなのに心配ですね。

そんな中、アンテプリマのショーは過去数回の演出を大きく変更し、よりストレートに、モードらしく仕上がりました。非常にミニマルでドライなショーかもしれませんが、それこそが今の時代に合っていると感じます。嬉しい事に会場は満員御礼。レビューも中々良いものだったようです。ビデオが公開されたようなので、興味のある方は以下のリンクからご覧下さい。

ANTEPRIMA FW09-10

マネタイズHacksに参加しました

October 30, 2008 10:07 AM

Livedoorさん主催の第二回マネタイズHacksに参加させて頂きました。WEBサービスを運営する上で収支モデルを確立するという事がいかに重要であるか、そしてマネタイズという考え方自体をプロモートすることによって業界全体の活性化を行うという内容でした。根底には「面白さ」と「ビジネス」の両立という考えがあったようで、それを理解できなかった私の提案はあまりにもドライでつまらなかったかもしれません...

ウェブサービスの業界とは畑違いの身分ですが、ウェブデザイン業界にも共通する課題を感じました。「面白さ」や「クリエイティブ」だけを追求するのではなく、しっかりとしたROIが提供されなければ業界自体が衰退してしまうということ。これにはもちろん逆もあり、面白さやクリエイティブを無視しても同じ結果になってしまいます。ユーザー、サービス提供者やクライアント間のWIN-WINの関係を作り上げることこそが良いデザインなのでしょう。

一つ大きな事を学ばせて頂き、たくさんの面白い方々にお会いできた一日でした。次回はもっと勉強してリベンジしたいと思います。

ABOUT

FICC inc. 代表取締役社長 荻野英希。国内外でのデザイナー、アートディレクターとしての勤務を経て、2004年にFICCを設立。外資系ブランドのWEBコンテンツの企画、制作、運営、マーケティングから戦略的なプロモーションまで、総合的なプロデュースを手がける。

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